2019.12.18 朝焼け
今年も残すところあと半月を切りました。
インフルエンザや胃腸炎の流行る季節となりましたが、
体調にはくれぐれも気をつけて過ごしましょう。
先日、私側の親戚に不幸があり通夜、葬儀に参列しました。
そこでの和尚さんの説法がとても身に染みたので書き留めておこうと思います。
『四苦八苦』という言葉は仏教から生まれた言葉だそうです。
生・老・病・死 という根本的な4つの苦と、
怨憎会苦(怨み憎んでいる者に会うこと)、求不得苦(求めるものが得られないこと)、五蘊盛苦(心と体のバランスがうまくとれないこと)、愛別離苦(愛する者との別れ) という4つの苦を合わせて八苦と呼ぶのだそうです。
言葉としては、『とにかく大変な思いをする』というイメージの意味合いで使うことが多いように思います。
この四苦八苦は、人間が避けて通る事のできない苦しみであり、
特に『生・老・病・死』に関しては私たちの力ではどうすることもできない苦しみ。
だけど後半の4つの苦は、人は克服することができると。
そこに努力は必要だけど、時が必ず解決してくれる苦しみなのだそうです。
そうだなー ほんとそうだ。納得。
生きていく限りこれからも避けては通れないけど、
なんだかその言葉を聞いて報われたというか、気持ちがスッとしました^^
こんな言葉は相応しくないかもしれないけど、
いいお葬式だったなーと。
雲一つない、とても穏やかな冬の日に出会った言葉です。
※その朝の晴れ空。ペールトーンの空に朝陽が昇るのがすごく綺麗で思わず撮影。